2011年 09月 20日
■ 突然、釜石の方から携帯電話を頂く 大槌中学校に楽器を届ける途中、立ち寄った津波被害地域、そこに津波を受けながらも凛として立ち残っている伝統工法の民家があった。今回の津波被害がありながらも歪むこと無く残っている伝統工法の民家の姿を、印象深く心に残している訪れた人々は多いと思う。 9月18日、ちょうど仙台にいる時にタクシー会社を経営されていたご主人からお電話を頂いた。私が現地を訪れた時には、いらっしゃらなかったご主人だった。その時に置いて来た名刺を頼りに電話をされて来たのだった。 公費による解体は、9月一杯で申込が締切られる。被災地では、いよいよ家主の判断が迫られている。そうした、時期の相談だった。手がけた大工は、直すには1000万円から1500万円はかかる。以下、ご主人の説明だった。 「この家は、自分の山から切り出した材木でつくっている。柱は五寸角、土台は栗、心を込めて造った家だった。だから、壊したくない。しかし、1000万円以上かけて直す価値があるのか、判断つきかねないでいる。」 頂いた電話の中で、即座に答えることはできなかった。基本的には残しましょう。残す方法としては、2つの道がある。1つは、自家用としてすみ続けること、もう1つは、コミュニティハウスとして自治体に買い上げていただき、津波被災地域で使い続けること。残った住宅として教訓を残すことができる。
by the-road-of-japan
| 2011-09-20 10:09
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