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2011年 05月 31日

関本竜太、坪井当貴、五百川真里恵三氏の提案1

「1000 万円で建てるカーボンニュートラルハウス」
~被災地域の復興を含む未来型自立住宅の提案~
2011.04.15
WG 共通コンセプト ● イオカワラボラトリ/五百川真里恵
成長する家 ● リオタデザイン/関本竜太
住み続けるための持続可能な仮設住宅 ● 坪井当貴建築設計事務所/坪井当貴

【WG 共通コンセプト】
500 LAB. イオカワラボラトリ
居住期間の設定(2年間)がなされ、音・熱・衛生面など様々なトラブルに悩まされながら、
その期間内に仮設住宅から出られる人は多くはない。解体・撤去時の問題も看過できない。
このような標準型仮設住宅が抱える問題点を鑑みた結果、
被災者が必要とする住宅を「仮設」というかたちに限定せず、
「仮設」の先にあるものを提案することとします。
広義において「仮設」の先にあるすまい
―仮設住宅でのくらしの次の段階で展開するすまい
―仮設住宅の位置づけだが、居住期間を限定せず中長期にわたり持続が可能なすまい
こうした思考を軸に、復興に向かう住宅を提案します。
その指標となるキーワードを、「仮設」の先という意味を込めて以下としました。
【 か 設住宅 から き 設住宅 へ 】
き が持つ意味を挙げると
基・起
―新たな生活が始まる基点(起点)
―無理をしなくても実現可能な、高い性能を持つ省エネ住宅の基準の設定
―1000 万円という建設コスト(1000)
―カーボンニュートラルというスペック(CNH)
―基本形がほどほどに快適な住まい(家の成長と共にさらに快適になる住まい)

―仮設・復興住宅の枠に収まらない、全国で展開が可能な規格
―規格化が可能な工法や材料の選定

―季節ごとに自然からの恩恵を享受する
―パッシブ(日射と通風)、アクティブ(太陽熱温水器や太陽光発電)
木・樹
―地場材の使用(地産地消)
―バイオマス燃料(ペレットや薪)の使用
―夏の日射を遮蔽する落葉樹
―樹木の成長が住宅の成長の写し鏡となる

―構法・材料・しくみがそのまますまいをかたちづくる

―「十分な断熱材」「換気による熱損失の縮減」「高性能な開口部」「太陽熱の利用」などを
標準的に盛り込む、誰にとっても使い勝手のよい器
危機
―復興住宅に於いて不可欠な、同じ被害に再び遭わないための危機管理がなされる住宅
―内外の緩衝ゾーンとなる風除室の設置(自宅避難指示に対応)
―換気・暖房を止めざるを得ない状況でも長時間凌げる環境(同上)
―ローコストで、金物使用の構法(地震対策)
そのほか、帰、希、喜・・。復興を喚起させることばの数々が、きという音で発せられます。
き設住宅は、「1000 万円で建つカーボンニュートラルハウス」に限定しない、普遍的
な省エネ住宅の指標ともいえます。
※1000 万円のカーボンニュートラルハウス(CNH1000)は成立しえるか?
岩手のエコ住宅(杢創舎)を基準に考察します。
(『積算資料ポケット版総合編・2010 年後期』財団法人経済調査会刊 から抜粋・別添)
―CNH1000 との共通点:高断熱、木質バイオマス暖房、最低限の設備、地場材
―CNH1000 との相違点:仕上材、造作、オール電化、給排水設備仕様、規模等
これらを総合すると共に、東北地方の平均的な建設費を落とし込めば、1000 万円に収
まる目途がたちます。
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by the-road-of-japan | 2011-05-31 06:38 | ?復興住宅への提言/アーカイブ


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