NPO法人  motherboard 2011「日本の道」

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2011年 04月 03日

名取市・佐々木一十郎市長/河北新報のニュースサイト・コルネットより転載

◎災害に強い街 新たに
 ―閖上、下増田地区が津波で大きな被害を受けた。発生直後の
救助活動の状況は。
<人命救助最優先>
 「携帯電話など通信手段が途絶え、現場と連絡が取れなかった。
幸い、アマチュア無線の中継局をボランティアが市役所に準備して
いたおかげで、無線連絡ができて大変役立った。救助が最優先。
地震当日の3月11日の夕方から現場作業を止めるな、1人でも多
くの命を救え、と指示し続けた」
 ―救助活動の障害になったことは。
 「市内の業者の重機をかき集めて投入したが、燃料の確保に苦
労した。ガソリンスタンドや石油元売り会社、内閣府とあらゆる所に連絡を入れ、タンクローリーで確保
した。とにかく人命最優先で取り組んできた」
 「遺体の搬送も遅れた。遺体が見つかると警察の立ち会いが必要で、活動をいったん止めざるを得
なかった」
 ―被災現場を目の当たりにしてどう感じたか。
 「街が根こそぎ持って行かれた。がくぜんとして言葉が出なかった。私も閖上の住民。仲の良かった
多くの友人が犠牲になった。町の世話役を担ってくれた人々が地区の避難誘導を率先して行って命を
落とした。これほどつらいことはない」
 ―被災住民からは、さまざまな切実な要望が出ている。
 「まずは行方不明者を1日も早く捜し出し、家族の元へ帰したい。次に生活再建だ。仮設住宅を多く
市内に建設する。被災した商店や事業所は借入金返済など資金面で苦しい。中小企業の再興なくし
て、街の再建はあり得ない。力を注ぎたい」
 ―全国から寄せられる支援の状況は。
 「愛知県の陸上自衛隊師団や各地の自治体の救援を頂いている。多くの救援物資が届き、遠くはド
イツやモンゴルから義援金が届いた。温かい支援に感謝申し上げたい」
 ―復興に向けて、どんな視点で臨むか。
 「新たな都市計画が必要になる。災害に強い新しい街を形成しなくてはならない。そのために住宅な
どの建設を一時ストップさせることも必要だ。海岸線に近い貞山堀東側の地域は津波被害が甚大
だった。今後、人の居住地にしていいかどうか。検討を進めたい」
 ―政府に望むことは。
<超法規的対応を>
 「国家規模のプロジェクトとして超法規的に対応しないと復興は困難だ。その際、市町村が主導し、
国が支える形になるよう配慮すべきだ。国全体で被災地を支えてほしい。被災自治体が一人損に
なってはならない」
(聞き手は小島直広)
◆死者784人/不明1000人
 主な被害状況(1日現在) 死者784人、行方不明者約1000人。避難者は16カ所に1698人。ライ
フラインの復旧率は津波被災地を除いて電気、水道とも99%。
2011年04月03日日曜日
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by the-road-of-japan | 2011-04-03 09:46 | ?被災市町村長のメッセージ


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