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NPO法人  motherboard 2011「日本の道」

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2011年 04月 01日

スフィアプロジェクト/避難所のトイレに関する基準

津波・地震において自分、家族、同僚、地域の健康を守るヒント集
避難所のトイレに関する基準 スフィアプロジェクト


避難所のトイレはどういう状況でしょうか?
現状では理想になるかもしれませんが改善の際に参考になると思います。
胃腸疾患の感染症が流行する避難所があるかもしれませんので啓発が必要です。
公衆トイレ 災害の初期段階で公共の場所に一般用のトイレを設置する必要があり、定期的に適切な方法で清掃して維持するシステムを確立することが重要である。
1 つのトイレにつき最大使用者数は20 人にし、分類された被災者のデータを使用し、女性用と男性用スペースの比率を考える(およそ女性 3:男性 1) 子どもの排泄物 成人よりも子どもへの感染率が高いことが多く、また子どもは免疫力も弱いことから、一般的に子どもの排泄物の処理は成人のものよりも危険が高く、子どもの排泄物の処理には特別な注意を払う。
安全な施設 不適切な場所にトイレを設置すると、特に夜間は女性や少女が襲われる危険が高くなるため、女性が安心して安全にトイレを使用できる方法を見つけ出さなければならない。
手洗い 疾病の拡がりの予防策として、用便後と食事と調理前の手洗いの重要性は、強調しても強調しすぎるということはない。
用便後にせっけんなどで手を洗う設備が必要であり、トイレの使用者には手洗いを促す。
そのため、トイレの近くには常時水が使える水源がなくてはならない。 衛生的なトイレ 不衛生なトイレは、疾患蔓延の元凶であり、人はトイレを使用しなくなる。
使用者に当事者意識があると、トイレの清潔が保たれる傾向がある。
そういう感覚を養うために、促進活動を行い、寝所近くにトイレを設置し、設計・構造の決定、適正な運用、メンテナンス、モニタリング、使用に関する規則の決定に使用者を参画させる。
トイレを清潔に保つ、封水を張る、換気機能付き改良型トイレにする、単に排便用の穴に正しくふたをするなどの方法によって、蝿や蚊の発生を抑えることができる。

参考:スフィアプロジェクトより(人道憲章と災害援助に関する最低基準) 2004 アジア福祉教育財団より日本語版
避難所のトイレに関する基準 スフィアプロジェクト

by the-road-of-japan | 2011-04-01 17:35 | ♪二次被害・社会的弱者への提言


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